アダルトチルドレンとは
幼少期の家庭環境などで、子供らしく自由に行動できずに精神的に不安定な状況で育ち、大人になっても生きづらさを抱えている人のことをアダルトチルドレンといいます。
そこまで深刻ではなくても、人の目を気にしたり、自分に自信がなかったり、許せないことがあったり、多少の生きづらさを抱えている人はいると思います。
私は長い間生きづらさを抱えながら生きてきましたが、今やっと生きづらさを克服しつつあると感じます。
カウンセリングなどに頼らずにアダルトチルドレンを克服した方法の紹介です。
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アダルトチルドレン克服へのステップ -人を許すこと-
人を許すこと。これは生きづらさ(アダルトチルドレン)を克服するにあたって、一番難しいけれど一番大切だと私は思っています。
私は母のことをずっと許せないと思っていました。
母に否定され続けて、心身共にボロボロになったこともあります。
大人になってもずっと生きづらさに苦しみ続けていました。
だけど今、アダルトチルドレンの自分と向き合うことで少しずつ母への憎悪の気持ちが少なくなっていくことを感じます。
以前はどうしようもなく母への怒りに満ちていたはずなのに。
アダルトチルドレンの克服ワーク
私は今から三年前に、アダルトチルドレンの克服ワークをやってみたことがあります。
今はもう私の手元にはないので、詳しい内容は分からないのですが、まず今まであった辛かった過去のことや自分の気持ちを色々書き出します。
そして最後にそれらを許しましょうというような内容だったと思います。
傷つけられてきて、そして今もずっとその傷から逃れられないで苦しんでいるのに、どうやって許せばいいのだろうか。
許すことなんてできないと思いました。
過去を書き出したことで、辛かった記憶がよみがえり、さらに怒りや悲しみが増すだけでした。
そのときはとにかくアダルトチルドレンを克服したくて、この生きづらさから早く解放されたくて必死でした。
そんな状態で克服できるわけもなく、過去のことや自分の気持ちを書いたページをペンで黒く塗りつぶして、引き裂いて捨てました。
結局何も変わらないじゃないかと思いました。
私の母をかえることなんてできないのだから。
そのときは克服どころではありませんでした。
(克服ワークを否定しているわけではありません。そのときの私は克服ワークをやる段階ではなかったということです。)
母を恨むことは苦しみ
私の気持ちが母への恨みで支配されていたとき、私自身とても苦しかったです。
人を恨むことは自分にとっていいことはないと思っても、心が晴れることはありませんでした。
私の傷をなかったことにするなんてできないのだから。
だけど今、生きづらさの克服を目指して自分ができることをやってみて、少しだけ気持ちが前向きになったとき、「許すことは大事」という言葉が私の胸の中にストンと入ってきたのです。
それは、もう許そう、憎しみの感情はダメなんだ。手放したら幸せになれるはずだからと自分に言い聞かせていたときではありませんでした。
毒親を許すには -アダルトチルドレンの克服-
とりあえず少しでも前向きになりたくて、
「まずネガティブなこと(不平不満)を減らそう」
「自分にできる小さな成功体験を見つけよう」
「少し人に親切にしてみよう」
と思って、自分にできる小さなことを積み重ねて、少しずつ前向きにうごきだしたとき、私の中の憎しみの気持ちが和らいできたことに気がついたのです。
許すことは大事だけれど、許そうと無理にがんばることはしなくていいのだ。
いつか自然と手放せたらいいのだと思いました。
生きづらさの克服も、克服しようとがんばらなくてもいい。
いつか自然に克服できているかもと、長い目で自分を受け止めたらいいと思っています。
そしてそこに近づくために、
「なるべく人を傷つけないようにする」
「人を思いやり、人のために何かできることを見つける」
「人にされた小さなイヤなことを、もし流せそうだったら流してみる」
ことなどやってみたらいいと思います。
そんなこと、キレイゴトだと思われるかもしれませんが、人を恨んだり、自分のことばかり考えて行動していたときが、私は一番生きづらかったです。
今、私は母への許せない気持ちを手放しつつあります。
人を許すことは、自分を幸せにすることにつながる。
そしてどんなに傷を抱えていても、自分を幸せにすることができる。
私はそう信じています。
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